長い梅雨が明けた日

…結局よくわからないけど、
理乃にとっては
優弥にキスされたことより
俺が宮下と一緒だったことのが重要だったは分かった。

本当に誤解されてたんだな…。

そんなに俺の事を考えてくれてたのか。


「ごめん理乃。怒ってないから」


怒ってない。
理乃が好きすぎてどうしようもないだけ。

でもやっぱり優弥のしたことが許せないだけ。


両手で理乃の頬を包んで上向かせると
涙に濡れた瞳が不安そうに俺を見つめた。

俺の腕の中で泣く理乃が愛しくて嬉しくて自然と理乃に微笑んだ。

そんな俺を見て安心したような理乃の表情が俺を引き寄せる。


優弥とは違う。
彼氏として俺を受け入れてくれる理乃に
何度も唇を重ねた。





ーー Fin ーー



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