世界No.1の暴走族と足が悪い一人の少女


奏斗「行くぞ。」

楓凜幹部「あぁ!」

 ガチャ

 バタンッ

奏斗達が見回してる…


楓斗「静かに!」


あ…静かになった…


爽斗「これより、楓姫を紹介する。」

花凜「(小声)奏斗…」

奏斗「(小声)花凜、大丈夫だ。
 楓姫になる志崎 花凜だ。」

爽斗「花凜、前に出れる?」

 コクンッ

 サッ

(か、可愛い…by 楓凜メンバー)


奏斗「花凜、自己紹介出来るか?」

 コクンッ

花凜「奏斗…下に行きたい…」

奏斗「無理しなくても良いんだぞ?」

花凜「大丈夫…
 奏斗がそばにいてくれるなら…」

奏斗「分かった。
 しっかり掴まっとけよ!」

花凜「うん!」


ってことで、階段を下りるためにお姫様抱っこしてもらってるの…


花凜「奏斗…」

奏斗「どうした?」

花凜「階段に座ってて?」

奏斗「花凜がそれでも良いなら…」

花凜「大丈夫。」

奏斗「そうか…分かった。」


奏斗がそばにいてくれる…
頑張って自己紹介をしよう…


花凜「は、はじめまして…
 し、志崎…花凜…です…
 さ…わとの…双子の…姉…です…
 中学生のと、きから…
 か…奏斗と…付き合ってます…
 元々…あ…しが…悪くて…
 手術をして…歩けるようになって…
 車椅子の…と…きも…あるかと思いますが…
 よ…よろしく…お願いします…」


最後にお辞儀をしといた…
ひゃっ!なに!?
なんか、浮遊感が…
なるほど…奏斗にお姫様抱っこされてるんだ…


奏斗「花凜、よく頑張ったな!」

花凜「うん…」

奏斗「このまま階段、上がるからしっかり掴まっとけよ?」

花凜「うん!」


ってなわけで、上がってきました…


奏斗「俺の彼女だから、手ぇ出すなよ?」

楓凜メンバー「もちろんです!」

爽斗「車椅子だからって…
 虐めたら許さねぇからな!」

楓凜メンバー「分かりました!」

楓斗「これで、姫の紹介を終わる!解散!」


ってことで、各々のやることをやり始めた…
< 28 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop