ある雪の降る日私は運命の恋をする-short stories-
更衣室を出ると、ちょうどいいタイミングで朱鳥たちも出てきて鉢合わせした。

「お!タイミングぴったり!」

そう嬉しそうにいう朱鳥の水着姿が可愛くて、思わずドキッとする。

子どもたちの水着姿も可愛いんだけど、そういう可愛さじゃなくて、なんというか…

「楓摩、見惚れてんの?」

っ……

顔に出てたか?

図星をつかれ、ギクッとする。

なんて言い訳をしようか迷っていると、朱鳥のクスッと笑う声が聞こえた。

「なーんてね。うそうそ、からかっただけだよ。」

朱鳥はそうふざけたように言うけど、俺の心臓はバクバクだった。

変な汗が出そうになるのを抑えて、笑って誤魔化す。

「もちろん、みんな水着似合ってて可愛いよ。さ、早く遊びに行こうか。」
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