【短編】      洋介と仲間たち



お父さん
「洋介!サッカーやろうか!」



洋介
「うん、やるよ。サッカーやる!僕ちゃんと蹴れようになったよ。見てて!」



お父さん
「おぉー上手くなったじゃないか」



洋介
「今度は、あの桜の木にあてるね」



お父さん
「ん…洋介ちょっと待ちなさい!」



洋介
「どうしたの?」



お父さん
「僕は、どこの子?こっちに来てサッカーやらないか」


あの日は、お兄ちゃんと三人でサッカーをやった。楽しかったなぁ。







洋介は、五年前の事を思い出していた。当時は、まだ四歳で甘えたい年頃だった。




***************
< 40 / 88 >

この作品をシェア

pagetop