【短編】      洋介と仲間たち



お父さん
「お母さんに伝えてくれ、お父さんは大丈夫だから、あんまり心配しなくていいと。それから、いっしょに来た仲間たちにお礼を言ってくれ。それから、仲間たちを大切にしなさい」



そう言うと、激しく咳込んだ。



洋介
「お父さん…いやだ!お父さーん」



お父さん
「うっ……父さんは大丈夫だ。ちょっと横になるから」



そして静かに目を閉じた。


洋介
「僕、お父さんの病気を絶対に治すから…」



洋介は、泣かないで部屋を後にした。





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