誰よりも愛しい～孤高の御曹司と貧乏な美女～

第１章

「んー、いい天気！はやく朝ごはん作ろう。」

しずかは、布団から起き身支度をしてそう言った。

卵焼きと味噌汁、そしてご飯をよそい朝ごはんの準備ができたところで。

「みちる！かなと兄さん！ご飯できたよ！」

しずかの声で起きた二人、みちるは高校一年生で、一年生ながらも毎回テストでは学年１位、顔もよく、モテモテのみちる。
しずかの兄、かなとは社会の先生として高校で働いている。しずかの4つ上で25歳だ。


「ねぇちゃんおはよー」

目を擦りながら椅子に座るのはみちるだ。

「しずか、おはよー。」

のんきにそういいながらきたのは兄のかなとだ。