誰よりも愛しい~孤高の御曹司と貧乏な美女~
食べた瞬間感じたことは、しずかのご飯とはまったく違う。おいしく感じなかったのだ。

「もういい、俺は部屋へ戻る。」

家政婦にそういい、自室へ戻った悟は本を読んだ。



本を読み進めていくと、主人公がしずかに似ている…優しくて温かくて笑顔が素敵で…

夢中になって読んだ。

あっという間にひが暮れていた。

「もう、こんな時間か、こんな夢中になるとはな…」

ふっと笑うのであった。
散歩をしようと思い外へ出た。

昨日しずかと会ったところに、あいにくしずかはいなかったが、胸が暖かくなるのを感じた。



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