未来へ続く道
「とりあえず姉ちゃん荷物」
「あ、そうだった…ごめん荷物置いてくる」
「待ってるから片付けたら降りてこいよー」
大輝の言葉に私は頷き
颯馬と私は上に上がった
「姉ちゃんいいのかよ」
「弟がいるとこ別に隠してるんけじゃないから」
「色々聞かれるんじゃねぇの?」
「話すつもりはない」
なんで嘘ついたか聞かれるのは間違いない
なんて言えば怪しまれないか
そればかり考えている
「適当にしまっとくから姉ちゃん行きなよ」
片付けに捗らない私を見て
颯馬はそう言った