俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。

「行った?」


顔を埋めた状態なので、声は聞こえなくなったが立ち去ったか分からない。

明らかに不機嫌な声で答える彼女。


「さっきの女の子達ですか?その子達なら行きましたよ。戻って来るかは知りませんけど。」


満面の笑みでお礼を言ってもなおも不機嫌なまま。
俺のこの笑顔が通じてない?


「あの、もういいですよね?離してもらえません?」

「うーん、イヤかな?」


なぜだか彼女に興味が湧いてもっと話をしようと思ったのにあいつらが戻ってきた。

思わず彼女の顔を引き寄せキスをした。

いくら俺でもこんな風に初めて会うヤツに同意なくキスをするのは初めてだ。
アイツらが俺を諦め通り過ぎた後も唇を離すことが出来ない。
離すどころかどんどん深くなっていった。

パチン!

一瞬、唇が離れた瞬間に頬を叩かれた。
『叩くことないだろ。』と言ったが叩くよな普通。


「叩かれて当然です!何ならこのまま交番にでも行きますか!」


彼女を離しがたかったが『じゃあな』と頬にキスを落としその場を離れた。

初めて感じる気持ちに戸惑いながらも彼女の柔らかく気持ちの良かった唇を思い出し、また会いたいと思ってしまう。

あの場所に行けばまた彼女に会えるだろうか。




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