激おこ転生幼女のモフモフ無双!
「へへへっ。ごめんごめん」
 あとちょこっとで、お腹のポケットに手が突っ込めそうだったのだが、アイボリーのドラゴンさんにブルルと身を捩られて、突っ込む直前で目論見は頓挫した。
 あらら、残念。仕方なく、ポケットを目前に、モフモフお腹から手を引いた。
 ……そうなのだ。なんと薬草は全て、ドラゴンのみんながお腹のポケットで保管してくれていたのだ!
 ドラゴンのポッケは魔法のポッケ。容量は無制限、なおかつ、生鮮品の鮮度は収納時のまま保たれるというんだから、目玉も飛び出ちゃうドビックリだ。
 ……とはいえ、それだって今さらと言えば今さらだ。そもそも、このモフモフドラゴンの存在自体が、人智を越えた奇跡なのだから。
 あぁ、モフモフにモフッと埋もれるこの至福……。これよ~、これよ~。私は前世から、ずーっとこれがしたかった。
 私は、右手でお昼休憩中のアイボリーのドラゴンさん、左手で同じく休憩中のバーバラさんをモフモフしぃしぃ、取り戻したモフモフで平穏な日常を謳歌していた。
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