5年越しでも俺の気持ちは変わらない

❁5年前の真実❁



"倫也side"




_____



「提案なんだけど、これから夜ご飯うちで食べない!?」


「…は?」


それは俺の純粋な返事。



そりゃ嬉しいけど…


けどな…?


俺に夜ご飯うちで食べろとか言ってんだぜ?

1日とかの話じゃなく毎日。




「だって倫也にばっかり買い物連いてきてもらうのは申し訳ないよ!
だから私の心を軽くするためにも ね? どう!?」


「どうって…」


別にそれは俺が勝手に言ったこだから気にする必要ねぇのに。


まず第一あんなとこ一人で歩かせられるかって…





「私のこと心配してくれてるなら全然負担じゃないから大丈夫!」


「いやでも…」

「お願い! だめ?」


俺がその目に弱いことわかってしてんのか?



お願いする時の目も桃の優しさもあの頃から変わってない。


変わったとするなら、俺の身長が伸びて上目遣いの視線にさらされてるぐらい。


結構それもくるんだけど…、


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