エリート脳外科医の溢れる愛妻渇望~独占欲全開で娶られました~

「その小谷さんとクリスマスにチキンパーティーするんだよね」

「チキンパーティー?」


 なんだそれはと貴利くんが不思議そうに私を見るから教えてあげる。


「毎年クリスマスは小谷さんと仕事終わりにチキンを買い込んで一緒に食べてるの」


 貴利くんからの反応は特にない。そうなのかと特に興味がなさそうに返されただけだ。


「貴利くんはクリスマスは仕事だよね」

「ああ。確か当直だった気がするな」

「だよね」


 そうだろうと思っていたけどやっぱりそうだった。


「じゃあクリスマス当日じゃなくていいから、その辺りでどこか会えそうな日ある? 一緒にクリスマスしようよ」

「わかった。予定を確認してみるが保証はできない。仕事になる可能性もあるからな」

「ですよねぇ……」


 まぁいいや。別にクリスマスにこだわらなくても。私には小谷さんとの楽しいチキンパーティーがあるし。

 目の前の歩行者信号が赤に変わったので立ち止まると視線が自然と下に落ちた。

 当日に一緒に過ごせないことはなんとなく予想していたもののやっぱり落ち込む。

 それでもプレゼントは贈りたいと思ったので、何か欲しいものはないのかを尋ねようとすると、貴利くんの腕が私の肩に回されて引き寄せられた。

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