ワンルーム・ビターキス
◇3rd Bitter

疑惑の女性

【緋和side】

「ただいま…」




もちろん挨拶はかえってこないけど。


一人暮らししてた頃も誰もいない家にただいまって言っていた。


小さい頃から帰ったらただいまって言うこと!と習慣づけられていたからかな。




帰宅した私はすぐに夕食作りにとりかかる。




担任を持っていないし車通勤の翠らいつも早く帰ってくるんだ。




「今日は…ビーフシチューかなぁ」




この間ルーが安くなっていたから買っておいたんだよね。

なんて思い出して今夜のメニューは決定。



気分は主婦だよ。




「できた…」




ビーフシチューと簡単なサラダで夕飯作りは終了。


7時過ぎたし、そろそろ帰ってくるかな。



なんて少し浮かれている自分に自分でびっくりする。




好きを自覚した途端、気持ちが全部顔に出てる気がして…




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