モテ期はとある日常に突撃訪問してきやがった
『おはよー』





教室に入ると同時に挨拶をする紫。





クラスメイトは反応して「おはよー」と返してくれる。






『よ!紫!はよ!』





『はよー、相変わらず朝から元気ねぇ』






いつも紫が自分の席につくと現れる伊吹 橙真。






『なぁ、なぁ、紫あのさ』







『やだよ、どーせまた宿題でしょ?』







『お願いだよ!一生の!』







『あんたねぇ、何回一生のお願い使ったよ?もー、今回だけだからね』






紫は何だかんだ言って優しいので他の人にも人気がある。






『サンキュー!紫!絶対後で返すわ!』






ポンっポンっと大きな手で紫の頭を優しく撫でる。







『はいはい、子供扱いすんな、ほら、はやくやってくる!!』






『いえっさー!』







そういい橙真は自分の席に向かうのであった。







橙真は中学2年生の時に一緒のクラスになってから高校まで続いている同級生だ。






『さて、今日の1限はー』






机のなかにてを突っ込んでみると何かが手にあたった






『ん?』







取り出してみると薄いピンクの手紙が出てきたのであった。
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