苦くて、ときどき甘い高瀬くん。
うぅ……

今日も全然喋れなかった……

高校一年生の春、私は友達が1人もできず落ち込んでいた。

中学の時の友達なんていつの間にか友達作ってるし……

私だけ除け者……


そう、私は超絶人見知りなのです

だから、今図書室に1人ぼっちで本を読んでいるんです。

寂しい人でしょ……

「あー……友達、欲しいな」

誰もいない図書室で私は1人呟く。

こんなこと呟いても、ただの哀れな人。

そんなの分かってる。でも、友達欲しい

せっかく新しい自分になって友達100人つくろうと思っても私は勇気がなくて言葉が出ない。

教室でも1人ぼっち
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