明日が見えたなら  山吹色

 二人でお墓参りへ行った。お互いのご先祖様に赤ちゃんのことをお願いした。

 自宅へ帰ろうとすると、雲の切れ間から太陽が降り注ぐ光が見えた。

「ねぇ彰くん、天使の梯子」

「ほんとだ」

「会えて喜んでいるのかな?」

「そうだな」

「私達も夫婦の階段一緒に登って行こうね」

「あぁ、一緒に登ろう。」

 二人で手を繋いで歩いてく。
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