私は彼とあくまでも友達になりたい
そのあと、なんとなく気まずくて、二人無言だった。

ぼーっと外のキャンプファイヤーの火が弱くなっていくのを見る私と彰人くん。

チラリと彰人くんの方を見ると目があった。

そして、彰人くんは、今度は私のおでこにキスをした。
ニキビが出来ていないか、少し心配だった。

「彰人くんは私のことをよく可愛いって言ってくれるけど、私も彰人くんのことかっこいいと思ってるからね。」

おでこへのキスに照れながら私は、言った。

「ありがと。」

弥生くんは爽やかな笑顔だった。

こうして私たちの後夜祭は終わった。
< 92 / 251 >

この作品をシェア

pagetop