片思いスパイラル。
何も言わずに、黙っていると。




「家どこ?……名前は?」


「すぐそこ。名前は……」

この男の人は暇なのかな。私なんかに親切にして。
あれ?これって親切心?それとも危ないのかな?よく考えてみたら、一応、個人情報だし。また沈黙が始まる。


「名前は、知ってるからいいけど。」

そう言う、男の人は一つ咳払いをした。
ああ、名前言う必要なかったのか、良かった……。

ん?


「林。お前、太ったな。」


何!この人誰?



「誰ですか!」


「顔、みろ。」


そう言って、顔が近づいてくる。ああ、このシチュエーション、苦手……。



「ほら。」



男の人が、黒いパーカのフードを取る。


私の目をまっすぐ見つめてくる。この目は、どこかで……。
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