ホントにわたしが好きですか?





ある日の昼休み。絢斗たちと行った食堂で夕凪を見つけた。



可愛すぎてすぐに見つけられる。



結城(羽音)と来ているのか····?



けれど夕凪が楽しそうに話しているの視線の先には、結城ではなく俺の知らない奴が座っていた。



誰だよあいつ。



ズキンズキンと心臓が波打つ。まるで、心臓をつかまれたような。



一瞬で頭が白くなり、呼吸の仕方も忘れてしまう。



でも、まあ、俺の今までの今までの行動を考えてたら当たり前だよな。と思ってしまった。



怒る資格なんなかない。嫉妬する資格なんかない。



そう思っても足が動くのが止められなかった。




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