聖女の未来
「あ~あ、よくも俺の事を裏切ってくれたよな」

「裏切っていませんっ!!」

「いやっ、いやっ、裏切っただろうがっ」

「裏切ってません」

「あのな、婚約しといて別の人と付き合っているって
絶対どうかしているだろう」

「いいえっ、していません」

「どうしてそう言い切れるんだよ」

「言い切れますよ、私が誰と付き合おうが勝手じゃない」

「そういう風に言うのか」

「婚約しているからと言って誰かと恋愛してはいけないなんて
ないじゃないの」

「君は聖女なのに、そういう考えてをしているのか、まじで腹が立つな」

「聖女だからいいのです」

「最低な女だな、聖女なのに、信仰心があるのに」

「そんなのは関係ないし、どうでもいいのよ」

「よくもそんな事を言えるな」

「本当に婚約を破棄しますからねっ」

「本当にするのか?」

「ええっ、婚約を破棄しますよ」

「そうか、なら仕方がないな、この事は王に報告するしかない」

「どうぞ、ご自由に」

「遠慮なくそうさせてもらうな」

2人の恋愛は終わりを告げると聖女はどうなったのでしょう。

聖女は元彼が自国の王に報告したおかげで
聖女自身が自国から追放されて、
追放されただけならいいのですが、辺境の地でタダ働きをさせられているのです。

『私って最悪な人生を送っていそうね』

そんな事を思いながら、タダ働きをしている聖女でした。
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