私の彼は新米悪魔
(会ってすぐに断ろう。)

そう思ってため息をついた時。


『優、本庄さんが迎えに来られたぞ。早く来なさい。』


パパのせかせかした声が聞こえた。


『今 行きます。』


私は鉛が入ったように重い足を引きずりながら玄関に向かった。
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