私の彼は新米悪魔
『どっちだっていーよ。』

『俺こそ頼む、ずっと一緒に居てください。』


ルシルと見詰め合う。


私の大好きな人。


『ルシル、愛してる。』


私を包みこむ優しい眼差し。


『なんだか俺、優に尻に敷かれそうな感じだな。』


『嫌?』


ルシルが笑う。


『悪くない。』


私達は泣き笑いしながら。

ずっと。


抱き合っていた。







おわり
< 291 / 294 >

この作品をシェア

pagetop