もうこれ以上、許さない
さすが誉!
風人のフレンドリーさを盾に取り。
疑惑を逆手に取られた玉城さんは、困惑の表情を覗かせた。

「わかってるわよっ。
だけど…」

相手が元カノとなれば話は別に決まってる。
とはいえ、自分がその事実を隠蔽(いんぺい)したせいで、こんな事態を招いてしまったからか…
それ以上言えずに、唇をかむ玉城さん。

そう、気まずい過去が隠蔽されてれば、お互い近づきやすいし。
浮気じゃなく友達としてなら、知らない土地で1人頑張ってる風人と、せめてもの罪滅ぼしで仲良くもするだろう。


「確かに、元カノと陰で仲良くされるのは嫌だろうけど…
だったらまずはそれを、自分の婚約者と話すべきじゃないのか?
それナシで、月奈だけ近づかなくなったら不自然だし。
俺は月奈を信じてるから、今まで通りみんなで仲良くさせてもらうけど」

誉の嘘が通じたという事は、風人とこの件を話してないのは明白で…
隠蔽してるそれを話せるわけもない玉城さんは、泣きそうな顔をしてうつむいた。

ていうか誉まで元カノって…
風人との関係バレてるし!
外まで聞こえたと言ってたのを改めて認識する。
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