豚は真珠♡
第七章

電光石化




今日も朝からずっと自分の机と向き合っている。
『あ・・・。体が痛い・・・。』
体が完全に固まって色んな所から変な音がする。
私が固まった体を動かしているとノックが聞こえた。

ーコンコンー

『はーい。』

『紅茶淹れたから持ってきたの。』
ママの声だ。
そう言ってママは私の机に紅茶を置いていった。

『はぁ・・・。』
(少し休憩しよ。)
椅子の背もたれに体を預けると途端にため息がもれた。

ーピコー
ラインの受信音だ。
画面を確認すると真利亜からだった。

《お疲れ~!勉強中?》

《今休憩にしたところ^^》

《そっか!ねぇ、少し息抜きしない?》
確かに最近家にずっと缶詰だったから全く外に出ていない・・・。
このままだと気の方が滅入りそうだ・・。

《いーよ!少し外の空気吸いたいし!》

《だよね;;んじゃあ、いつもの流れ川で集合ね!》

《了解しました!(''◇'')ゞ》
やり取りを終えた私は少しぬるくなった紅茶を一気に飲み干し準備に取り掛かった。

(久々だー!!楽しみ!)


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