その背は美しく燃えている【中編】

あとがき






さてさて、皆さんはじめまして。この度は今作を読んでくださりありがとうございます。この物語は昔書いたものを加筆修正したものなのですが、改めて自分でこの作品を読み返した時、物事の尺度について考えました。
一方から見れば批判するべきことも、違う面で見れば讃えられること。一人が楽しいと思ったことは、もう一人からしてみれば苦痛でしかないこと。物事の本質とは、人それぞれであり、他人に自分の本質を押し付けるのは違うはずなのに、それを非難してしまうこと。排他主義の多い社会で自分らしく生きるというのは、あまりにも難儀であります。
この作品に出てきた海辺も、当人達で解決した出来事を、外野の正義の物差しにあてられ、正しくないと非難されました。本人達があまり気にしてないことを外野が過剰反応して袋叩きに。よくあることです。

この作品が読者様の日常にささやかな幸福を与えられることを祈りつつ。それでは、また次回作で会いましょう。



阿修羅ダイヤモンド
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