御曹司は魔法使い⁉︎
仕事大好き女子
「だから、この『カッコ良く淹れたい』ってところがポイントなの。
そうなると、女性インストラクターより、断然、男性インストラクターって事になるわ。
だったら、お父さん以上にカッコ良く淹れられる人なんて、いないと思うの。
せっかくのフラッグシップ店でのワークショップなんだし、お父さんにお願い出来ないかな?」

「……お前は…本当に父さんを持ち上げるのが上手いなぁ。」

「あら、本当のことよ?」

コーヒーに関する全ての知識は、小さな時から父に教わった。
教えてくれる時に父がハンドドリップで淹れる姿は、最高にカッコ良かった。

「よし。
企画書を上げてみろ。
赤城にも相談してみるが、病院の申請さえ通れば可能だろう。しかも、ここの認知度も一気に上がる可能性がある。」

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