ワタシの勘は鋭い
「マヤ、どうしたの?なにかあった?」
「理由がなきゃだめ?」
「ううん、いいよ。おいで」
そうベッドをポンポンと叩いて私を呼ぶ。
あぁ、私たちは今日で終わる。
友達にすらなれない
恋人にもなれない
一番の理解者なんて、嘘だった。
「マヤ、俺のこと見て」
乾いた目で私のことを見るハル
「可愛いよ」
一体何人にそう言ってきたのだろうか
男女に友情なんて、成立しない
私たちは、終わった。