パリで出逢った ソウルメイト ②
海外事業部組は、パリ支店に興味津々!

和也
「副社長がパリ支店長の時は、
新卒の俺と岡田の3人だけだったわ。
俺がパリに配属された時に、
今の支店長の松田さんが、パリ支店から本社の
海事の課長になったと思う。」

田中美帆
「じゃあ、パリ支店に転勤になる社員は、
エリートなんですか?」

和也
「いや、それは、違う。やっぱり実績かな?
新人でも、企画の池谷さんのように、
ヒット商品出すエースじゃあないと、ダメだろう?

岡田だって、あ、社長だってみんなは知ってるかわからないけど、
TV通販したボディーシャンプー、 大型スーパーの買い物バック、 フランスで芯なしホッチキスを売上げたからなアイツは。」

山田賢太郎
「じゃあ、松下部長は?」

和也
「誠は、大型スーパーに6個パックのグラスとホテルに大口契約のブルーのカップとソーサー。
俺も言っとく?
北欧のスタイリッシュなデザインのエプロンとかカップよ〜
日本各地でそのデザイナーの展覧会があったから大当たり?
あと、カバーミンのグッズを契約すると同時に、
テーマパークの5店をクローバーが運営する事になったから一気に売上が伸びたんだぞ!

社長はさ〜偶然にも新婚旅行でスミス会長夫妻との出会いがあって、
スミスカンパニー日本の輸入元になった。
スミスカンパニーの商品の売上は莫大なんだぞ!」

樋口貴史
「どうしたら、そんなヒット商品を生み出せるんですか?」

和也
「研修でも言ったぞ!オイ〜特別にもう一回な。 
自分がお客さんならどんなモノが欲しいか?
かな? 
あと!感謝!だな。 
お客様の手に届くまで、いろんな人が苦労してるだろ、ただ、売ればいい、実績さえ積めば良いと思っているそんなヤツは、クローバーを辞めてくれ。」

もう、知られてると思うけど、ボディシャンプーと
買い物バックと芯なしホッチキスの発案者は大学生だった鈴木さんと、企画の池谷さんだ。
でもな、鈴木さんは、見つけたのは私達かもしれませんが、大ヒットにしたのは社員のみなさんですからって言ってるよ。」

和也の話を聞いていた、海事の山田、田中、
企画 樋口は、リサと池谷先輩の事を尊敬した。


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