パリで出逢った ソウルメイト ②
翌日、良介おじさんとカトリーヌおばさんが空港へ迎えに行ってくれ直接アパルトマンへ。

ピンポ〜ン♪
「は〜い。」 ガチャ

「リサ!玄関扉が新しい!わぁ〜スゴイ!」

「さあ、パパ、ママお疲れ様上がって、アンヌおばあちゃんちがオシャレに大変身よ」

「お義父さん、お義母さん、お疲れ様です!
どうぞ中へ、日本式に玄関で靴を脱いで下さい。」

スリッパを履きスーツケースは玄関に置いたまま2人に部屋を見せて回った。

「ママ床はね、修繕して薄く削ったんだって!
断熱材もたくさん入れたから冬も寒くないよ〜」

「この床が前のモノだとは分からないくらい綺麗になったし、
3部屋から2部屋になって広くなったわ〜
クローゼットも見るわよ!
わぁ、スゴイわね。
広くて布団も置けるようになってる!このスペースは?」

「スーツケースを置く場所です。」

「いや〜、優一君、素晴らしいアパルトマンになったね。
俺らにも使わせてくれてありがとう。」

「お義父さん!家族なんですから当たり前です。
そんな事言わないで下さいよ〜!
まぁ、大人6人は楽勝で泊まれますし、これからはみんなで泊まったりしましょう!」

「優一君、本当にありがとう。こんなに綺麗になったけど、ここは、アンヌママの部屋の温もりがあるわ!
きっと、設計してくれた斉藤さんは思いやりのある人なのが、わかるわ〜」

「栄太! 優一にリサを嫁がせて正解だったな!
ハハハ。俺たちも親戚になれたしさ!」

「優一君が俺達に宣言した時は、どうなるかと思ったけど、男らしい立派な娘婿だ。
コレからもよろしくお願いします。岡田家のみなさん! ハハハ」

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