パリで出逢った ソウルメイト ②

それぞれの海外旅行

帰国して、会社でお土産を配っていると今日のお昼は社食で食べようと美咲からメールがきたので、OKのスタンプを返信した。

お昼に美咲が秘書室に迎えに来てくれて社食へ。

お土産を渡し、食べながらアパルトマンの写真を見せた。　　

「雅也から聞いたけど、斉藤さんがパリで会ってくれるんだ！って凄く喜んでるんだ。
リサ、本当にありがとう。
優一さんにも会ったらお礼するけど、リサからも伝えてくれる？」

「うん。あ、斉藤さんへのお土産は、日本酒持って行くと喜ぶよ！　
スゴイ酒豪でビックリした！　
良介おじさんに懐いてるみたいで、おじさんちで結構ご飯食べに来てるみたい

でね、良介おじさんちがある15区に引っ越そうかなぁなんて言ってたよ〜
しかも、ニンジンは苦手なんだって！ハハハ」

「面白い人だね。斉藤さんって！
雅也がね、大学の時一度だけ凄く酔っぱらって本当は海外の設計デザイン事務所に入りたいって言った事があるの……

設計デザイン事務所には、無理でも憧れている人の建築物見て、直接話を聞いたり雅也が喜んでくれる旅行にしたいんだ！」

「そうだね。美咲は、偉いなぁ〜。」

「あと1か月くらいだもんね〜！楽しみだわ！」