パリで出逢った ソウルメイト ②
「そうかあ、原石発見かぁ〜 丈、どう思う?」

「すぐに、本人の希望を聞いて、新入社員に 混ぜますか?」

「そうだなぁ、優一、川口君って確か昔に…クリスマスの あの子か? 母子家庭の…?」

「親父、覚えてるの?オレは忘れてたよ…
川口君は、その子だよ。
クローバーに感謝しながら、毎日掃除してくれてる」

「中野は、どう思う?」

「彼が、高卒で引け目を感じない何かあれば良いかもしれませんね。 語学留学とか…」

「サブは、どうだ?」

「20歳なら、2年間パリに語学留学させて、そのままパリ支店に2・3年勤務してから本社は?

その、川口君とやらは頭がキレそうだから、俺の勘だけど、我が社のエースになるぞ!
今度は、あしながおじさんだな! 圭介。」

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