孤独のその先に
「その人は別にちゃんと彼氏いるからそれは無理かな」


えっ永遠の片想いなの?


てっきり両想いかと思った。


それでも一途に想い続けてるってすごい。


ふつうだったら諦めるのに。


『…じゃあ私があげる』


慰めじゃないけど、ふつうに友達として。


そう付け加えた。


「ハハッありがとう、美羽ちゃん」


バイクのミラー越しに、優しく笑う永遠の表情が見えた。
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