孤独のその先に
いつも以上に香水臭かったし、メイクもバッチリだからね。


あれはしんどいわ。


「さ、朔夜くん!これ…受け取ってくれる?」


すると、いきなり他クラスの女子が朔夜の元へきた。


「わりぃ、俺甘いの無理だから」


…冷たい。


たちまち女の子はうっすら目に涙を浮かべて走っていった。


「あーあ…受け取ってあげればよかったのに」
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