お見合いは未経験
その日は、貴志も帰りが遅いと言っていて、真奈は一人で、先程簡単に食事を済ませたところだ。

『ありがとうございます。おかげさまで、だいぶ落ち着きました。』
真奈はそう返す。

『では、以前に言っていた女子会、
いかがですか?( *^艸^)』
可愛らしい顔文字付きのメールが奏らしい。

思わず、真奈はくすりと笑ってしまった。

先日、バーベキューに成嶋家にお邪魔した時に出た話だ。

数日前、珍しく疲れた様子の隠せない貴志が言うには、「同じ支店の時でも、あんな風に成嶋さんと仕事したことはなかった。」ということだった。
それ以上は語らなかったけど…?

ただ、先週くらいから、帰りがめっきり遅くなっている。
どうやら、新しい仕事も徐々に忙しくなっているようだ。

しかも、この様子だと、成嶋も帰りが遅いと思われるので確かに、成嶋家の奥様である葵も、一人で食事を済ませているのかもしれない。

年末にかかると、デパートは繁忙期に入ってしまうので、奏の希望としては、出来れば今月中にいかがですか?とのことだ。

『ぜひ!』
店は奏が予約してくれる、とのことだった。
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