私達には、関わらないで!!

帰り道
「お義母様、悠真
本当にありがとうございます。
お二人のお陰で父と和解できました。」
と、言うと
「何言ってるの
謝らないと行けないのは
石川の方ですよ。
おじさん方がいたと言っても
一人で不安な中
陽菜乃の産んで育ててくれて
本当に、芽依ちゃん
ごめんなさいね。
そして、可愛い孫をありがとう。」
と、お義母様に言われて
またまた、泣いてしまった。

陽菜乃は、疲れて私の膝で
寝てしまっていたが
悠真からも
「俺がもっとしっかりして
いなければならなかったんだ。
ごめんな、芽依。」
と、言うから首を横に振り
「でも、陽真君が何度も何度も
鎌倉に来てくれなかったら
再会もできたのかわからないし
できたとしても、もっと後では
ないかと。」
と、話すと
「そうか、そんなに何度も。」
と、悠真。
「陽真君がどけ座をして
兄を助けて下さい、と言ったの
でも、私怖かったし
また、あんなことがあったら
壊れそうだし、陽菜乃を危険な目にあわせ
たくないし、父も守らないとって
思って躊躇していたら
陽菜乃が
泣きながら頭を下げる陽真君の
頭をよしよし、してから
ママ、お願い、言ってるよ
いいよは?って言われて
陽真君を信じて病院に行ったの。」
と、言うとお義母様は、
陽菜乃の頭を撫でながら
「本当に陽菜乃は、優しい子です。」
と、言ってくれた。

お義母様を家に送り
私達は、鎌倉に帰った。

おじさんには、簡単に報告して
また、改めてとなった。

陽菜乃を寝せて
悠真と交替でお風呂に入る
陽菜乃が目を覚ましたらいけないからと。

今日、色んな事があったけど
心が温かくなっていった。

二人で珈琲を飲んでいると
悠真が
「絶対に幸せにするから
俺から離れて行かないで。
一生、俺の隣にいて欲しい。」
と、言うから
「はい。喜んで。
これからも宜しくお願い致します。」
と、言うと
いつの間に用意したのか
指輪を左手の薬指に嵌めてくれた。
私も悠真の左手に嵌めた。

式は、来年だが
明日は、婚姻届を出すから
明日には、前園から石川へと変わる。

なんだか、くすぐったいなぁ
と、思っていると
「一人でニヤニヤしてないで
今から仲良しするよ。」
と、手をひかれて布団へと·····

ベッドには、陽菜乃が
大の字で寝ていたから····。。
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