君と交わした約束
次の日の朝。
「おはようめぐみ!」
「・・・おはよ」
だから、会いたくないんだって。。
「なあ、なんで俺のこと避けてるの?久しぶりに会えて浮かれてるの俺だけ?」
私だって嬉しいよ。でも、ダメなの・・
「前の私とはもう違うの。もう私に話しかけないで」
「違うってどういうことだよ!説明してくれよ!」
「もう授業始まる。じゃ」
「なんなんだよ」
ごめんね、瑛斗。本当は冷たい態度なんて取りたくないし、もっと話もしたい。
でも私にはできない。
学校来た初日にあんなこと話しちゃったからもう誰も私と話してくれない。
孤独な世界で生きていくのは正直辛い。
でも大切な人が目の前で居なくなるのはもっと辛い。
もう、そんな思いしたくない。

だから私は一人で強く、強く生きていくの。
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