君と交わした約束
―ピンポーン―
「ん?誰だろ。今行きまーす」
―ガチャ―
「よう。この家に戻ってたんだな。またお隣さんだな、言ってくれたらよかったのに」
「なんで家に来たの。話しかけないでって言ったよね?」
「どうしようが俺の勝手だろ~?俺はお前と話したいのっ」
「もうお願いだから私にかまわないで。ほっといてよ!」
「なんでそんなに怒んだよ。なあ、お母さん達は?挨拶したいんだけど」
「っ!!もう来ないで!前の私とはもう違うの!」

―バンッ!!!―
どうして・・・・・?
私にかまわないでって言ってるのに。これ以上私の傷を抉らないでよ・・・・
「ううぅ・っふぅ・・ママァ・・ッパパァ・・樹・・」

あのまま何時間も泣いたあと気付いたら朝になっていた。
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