君と交わした約束

「めぐみ！頼むから出てきてくれ！話したい事があるんだ！めぐみ！」
「なによもう、近所迷惑だから大きな声出さないでよ。てか、学校は？」
「そんなことどうでもいい。事故の事聞いた」
「・・・・そう」　
「ごめん。俺無神経で・・・」
「別にあんたが謝る事じゃなゴホッゴホ」
「めぐみ？！どうした？え、熱っ。お前熱あるじゃねーか！」
「ん、大丈夫だから。もう帰って。あっ」
「お、おい！大丈夫か？しっかりしろ！今病院連れてってやるからな」
「い、いやだ、病院は嫌だ。あんなところ・・」
「・・・わ、わかった。とりあえず寝室に運ぶ。入るぞ」
「よし。熱測ろう。あと、氷枕におかゆにえーっと」
「んん。ママ、パパ一人にしないで」
「めぐみ？寝言か。待ってろ、いろいろ取ってくるからな」
あんなに弱ってるのに一人なのかよ？
もし俺が来てなかったら？めぐみ・・辛かったな、寂しかったよなあ。
「３９．８？高熱じゃねーか。見たところ食べるもんもあんまねーし、買いに行くか。めぐみ、コンビニ行って来るからちょっとだけ待っててな」