君と見る空は、いつだって青くて美しい
「ねぇ、希空ちゃん、知りたい」
まだそんなことを言ってくる、真宙くん。
だから。
「知りたいもなにも、本当に何も考えてないんだから何もないんだよっ」
もう一度、そう言った、私。
それにしても真宙くん、なんでそんなにも私が何を考えているのかを知りたいの⁉
私がそう思っているとき。
「オレ、希空ちゃんのことをもっと知りたい」
…………。
え……。
なに……?
真宙くん……?
今……なんて……。
…………。
…………。
……えぇっ⁉