君と見る空は、いつだって青くて美しい



 真宙くんと校舎の屋上に来てから十数分経った。

 私と真宙くんは屋上から見える美しい空を見続けていた。


 そのとき私は、ふと思ったことがあった。

 私が恐怖の三分間スピーチをしなくてはいけないときに、真宙くんがちょうどのタイミングで私のことを教室から連れ出してくれた。
 それは、偶然なの……? それとも……。


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