君と見る空は、いつだって青くて美しい



 三分間スピーチの当日、真宙くんと一緒に教室を抜け出したあの日以降、クラス中……どころか、学年中に私と真宙くんの噂がとんでもないくらいに広まっていた。

 私と真宙くんは、どういう関係なのか。
 友達……ただの友達であんな大胆なことはしない。
 それなら私と真宙くんは恋人同士なのか……とか……。

 こうしたいろいろな憶測が、私の予想を大きく上回るほどに膨れ上がっていた。


 そして、こうなったら、こうなるのであろう。
 もう一つ、とんでもないことが。


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