君と見る空は、いつだって青くて美しい



「希空ちゃーんっ‼」


 真宙くんは私の名前を呼ぶと、思いきり私を抱きしめた。


「まっ……真宙くんっ」


 真宙くんに抱きしめられた私は、心臓がどうにかなってしまいそうなくらいにドキドキしていた。


「ありがとう、希空ちゃん、オレのことを好きって言ってくれて。これからもよろしくね」


 また真宙くんの口から、サラッと私の想いを言われてしまって恥ずかしくなったけれど……。


「わ……私の方こそ……好き……って、言ってくれてありがとう。こちらこそ、これからもよろしくね」


 真宙くんと想いが通じ合えたことが、とても嬉しくて幸せな気持ちになった。


< 502 / 553 >

この作品をシェア

pagetop