【短】わたしの守りたいもの




エレナおばさんの言葉に対して


「大丈夫です」

と、アルシェは強く言った。



けれどもそれが強がりだと言う事を、エレナおばさんには見抜いていた。


いつも、どんなに辛い時も決してその姿を見せないのがアルシェ。

彼女は唇を噛み締めて涙をこらえているだろう。







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