秘密主義の楓くん
玉ねぎを渡し、私は他の野菜を切り始める。
こうして同じ台所に立っていると、新婚さんみたい、ふふっ
なーんていつになるか分からない結婚のことを考える。
「あの…玉ねぎってこんな感じですか?」
そう楓くんが剥いた玉ねぎを私に見せてきて、私は驚愕する。
「えっ…あの、玉ねぎはいずこへ?」
楓くんが持っていたのは、らっきょうサイズまで小さくなった玉ねぎだった。
「え、玉ねぎの皮を剥けって…」
⁇
まさか楓くん
「…料理苦手?」
「すみません…親がいない時は基本的に外食とかだったんで」