愛は惜しみなく与う【番外編】
鞄で殴り飛ばしてしまった男の顔を見る。

うん、よかった。
跡になってるけど、穴は空いてない!


「いやー久しぶりにがっつり集中して喧嘩したわ」

「そうだな。珍しく爽やかな終わり方だったな」

「花江先輩おるし、血だらけとかなったらカオスやん!やし、綺麗に喧嘩をするのを心がけた」


あ、気を遣ってくれてたのね?

2人とも体力が回復したのか起き上がる


するとそこに


岡部が来てしまった


この荒れた倉庫

倒れているチームの人



「……烈火の総長が、こんなところで何しんだよ!!!!」



そうなるよね

殴りかかる岡部


あたしは、この人に伝えることがある。

あたしがこの人を利用してしまったからこんな事になった。


謝らなきゃ


泉くんの前に立つと、驚いた顔で岡部は手を止めた。


そこであたしは、経緯を話した。
全てのことを。


「えっと…じゃあ、こいつらが風華ちゃんに何かしようとしたのを、杏ちゃんが助けてくれて、泉くんも協力してくれて、風華ちゃんに手を出さないようにしてくれたってこと?」

岡部…
敵対してるチームの総長とメンバーを、くん付け、ちゃん付けで呼んでるのは…どうかと思うけど。
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