愛は惜しみなく与う【番外編】
「泉はな、将来経営者になるねん。でも、あたしも泉も、お金がないって状況を経験してなくて。多分世間一般で言ったら、金遣いめっちゃ荒いと思う。

やし、あたしがそこは…勉強できるところやと思うねん。元から興味あったし。やってみたいって思った。

男の為かよって誰かには言われるかもしれへんけど、あたしはそれが全てに繋がるねん。

あたし達は世間から見たら、ろくでもない奴や。泉もあたしもかれこれ8年くらい喧嘩の世界にいる。卒業も2年遅れてる。

その中であたしと泉は、大きな集団をまとめる役をしていた。面倒みたいのよ。ろくでもない奴の。
きっと、頭悪くて大学にも行けず、就職もしたいところで出来ず、腐る人間が出てくる。卒業してるし関係ないねんけど、そんな軽い気持ちで…何年も総長してへんねん。


泉は、そういう人たちを面倒見れるように、経営者になるねん。泉はそう言う人やねん。

あたしはそんな泉やから好き。あたしも同じ考え。社会に出て不自由ないように、喧嘩以外のことは節度を持って行動させたし、勉強もさせたけど、手元から離れると、どうなるか分からへん。
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