愛は惜しみなく与う【番外編】
ドキドキお泊まり?
杏は毎日可愛い。
可愛くない瞬間がない。
何をしてても可愛いと思うのは、杏が大好きだからだと思う。

だけど正直、最近杏不足だ。

忙しく2人の時間が取れないから。キスだって触れるくらいキスしかできない。2人のタイミングってこんなに少なかったっけ?と思っていたところだ。


だから物件を見に行くのが2人だということで俺は喜んでいた。
2人で出かけるのが久しぶりだから。

手を伸ばせば俺の手に小さな手を重ねる杏。

隣を歩くときは触れるのが当たり前になっていることが嬉しいんだ。


そんな可愛い彼女を守りたいのは普通だろ?最近仕掛けてくる奴らは杏との時間を邪魔してくるから瞬殺している。
でもどうやら杏は、それが不満らしい。


運動不足か。
杏ってランニングにも行くから運動不足な感じがしないんだけど。
隣の杏はうーんうーんと首を傾げている。

ストレスがなーーモヤモヤするねんなーと言いながら。


ストレス??
その言葉に固まってしまった。

ストレスが溜まるようなことがあったのかと。

するとハッとした杏が訂正をいれた。そう言うことじゃないと。


冗談3割本気7割で、一緒に運動するか聞いてみた。
いや、俺は本気だけど冗談も混ぜないと断られたときに少しショックを受けそうだったから。

特に今日は何でもない日


「今日お泊まりする?」


そりゃ少しの下心はあるけど、本気で杏とゆっくりする時間が欲しかった。
< 633 / 645 >

この作品をシェア

pagetop