【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「お母さん、たこ焼きあったよ‼」
「ほんとだ。いくつか買って、ふたりで分けっ子しようか」
「うん。そうしよう」
たこ焼きの他にも、焼きそばと唐揚げなどを買って空いているベンチに座って食べた。
「あっつ……‼でも、美味しい」
「熱そうだから、お母さん唐揚げ食べることにするわ」
「うん。わたしも唐揚げ食べる」
寒さの中でもお母さんとふたり、美味しいものを食べたら少しだけ元気になった。
「美味しかったね。お腹いっぱい」
「ね、じゃあ安産祈願もして、おみくじも引いたことだし。そろそろ帰りましょうか」
「うん、帰ろっか。どうせまた、道は混んでると思うけどね」
「気長に帰りましょう。時間はあるから」
「そうだね」
その後わたしたちは、ゆっくりと家に帰った。