【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
京介も優しく微笑みながら、元気に動くお腹の子を眺めていた。
「……実来」
「ん??」
「……出産、頑張ってな??」
「うん。頑張るね」
「本当に、実来のために何も出来ないのが申し訳ないくらいなんだけどね」
「そんなことないよ。……不安な時に、こうやってそばにいてくれるだけで。
それだけでわたしはもう、安心するんだよ??」
「そうか……??」
「うん。正直、今すごく不安だし。……だけど、京介がいてくれるだけで、その不安が少し和らぐからとても頼りになるよ??」
「……そっか。ならよかった」
「ありがとう、京介。出産までもう少しだから、頑張るからね??」
「ああ、大丈夫だ。……俺がそばにいるよ」
「……うん。ありがとう」