やり直せる?
4▶▶出逢い

洋介の店〔ワクモ〕を手伝いはじめて
3ヶ月を過ぎた時
「あの~母に送り物をしたいのですが
どのような物が喜ばれるのか
わからなくて」
と、声をかけてきたのが
楠木 貴史さん。

貴史さんは、義兄の友人らしく
ワクモを紹介されて来たらしい

私は、お母様の年齢と好むものを
伺ってから
お箸と箸置のセットを
お父様の分も一緒に。
お母様には、別にショールを
選んで見せた。
あくまでも私の好みだから
貴史さんに後は、店内を見て貰った。

食器類からアクセサリー
シーツカバー等もある。

私は、ワクモに置いてあるもの
全てが好きだ。

洋介にしては、センスが良いと
姉の佳英も私と好みが似ているから
ワクモのファンになっていた。

貴史さんは、色々見て間わってから
「あの?やはり、あなたが
見てくれたものを頂いても?」
と、言われて
「ありがとうございます。
私も嬉しいです。」
と、言いながら包装をする。

「喜んで頂けたら、良いのですが。」
と、言って商品をお渡しした。
「こちらこそ、ありがとうございます。
また、寄らせて頂いても?」
と、言うから
「是非。」
と、答えた。

楠木さんは、背が高くてイケメンさんだ。

それにスーツ姿が様になってる。
と、思っていると
「紗英、鼻の下が延びてるぞ。」
と、洋介に言われて
「なっ、びっくりしたから。
イケメンでスーツ姿が様になってるな
と、思っただけだよ。」
と、言うと
「まぁな。俺より劣るけど。」
と、洋介。

確かに、洋介も背が高くて
イケメンだが。
女にだらしないから。

いつか、刺されるよと
姉の佳英と言うけど
洋介は、きいていない。

その後に
楠木さんから、お母様が
とても喜んでくれた
と、報告を受け····

ほんと、良かったなぁ····と、ほっとした。
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